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 言ったり、聞いたり、行ったことはすぐ忘れるが(記銘力の低下)、感情は残像のように残る。

 認知症の症状は、記憶障害、見当識障害、判断力の低下などの認知機能障害である「中核症状」と「認知症の行動・心理症状」(BPSD)がある。BPSDは本人のみならず、介護者・周辺の人に多大な苦痛・負担を強いる事がある。心理症状としては、幻覚・妄想などがあり、行動症状については、徘徊・社会的逸脱行動などがある。行動症状に目が行きがちであるが、心理症状・中核症状が入り交じっている。(一般的には症状ごとに分類されることが多い)

 記憶になければ本人にとって事実ではないことを理解しておく必要がある。記銘力低下・ひどいもの忘れにより、同じ話を繰り返し話したりするが、本人にとっては初めて話しているつもりでいる。認知症以外の方も「前にその話聞いたけど」と言われた経験は多いと思われる。同じく、ガスの元栓が閉めたかどうか不安になり、何度も確認をすることがあるが、気になることを忘れた場合によくある行動である。(確認行動)

 記銘力低下により、話したこと・聞いたことはすぐ忘れるが、そのときいだいた感情は相当時間続くと言われている。良い感情も悪い感情も残る。認知症以外の方も、打合せの詳細はよく覚えてないが、「いい人だった」「やさしい人だった」などのイメージは残るし、「感じ悪い」と思えば、次回の打合せはない。会話以外の非言語(ノンバーバル)で 相手に伝えることも重要である。

 認知症の方は記憶障害はあるが、感情の世界は残っていることを理解しておくことは重要である。言葉と非言語(うなずき・表情など)により、共感を得る事は重要である。本人に否定をしても、「本人が思ったことは本人にとって絶対的な事実である」ので混乱が続くだけである。ご飯を食べても、まだ食べていないと思っていることが、本人の事実であるのだから。

まとめ

感情が支配する世界に生きている。良い感情を持ってもらう事が重要である。